【運用】FX:シカゴ投機筋のポジション動向(8/1NY公表)- 円ショート久しぶりの大幅増、ユーロショート増大継続、雇用統計受けた今後に注目か
全米先物取引委員会(CFTC)により週末公表されている、シカゴ通貨先物市場における最新の投機筋ポジション動向。参考にしている市場参加者も多く、FX取引の際には是非確認をしておきたい。今週の変化を簡単にまとめています。
この週末NY時間に公表されているポジションは、先週火曜日時点(7/29)のものであることをご注意の上、ご覧ください。
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今年に入ってからの主要通貨の投機筋ネットポジション(対ドル)の動きをグラフ化しています。
(注1)CFTC公表データをもとにシミュライズまとめ
現状のネットポジション、過去1週間の変化、1ヶ月の変化をまとめています。
各通貨(対ドル)の投機筋ネットポジション(枚)
通貨 | 2014/7/29 ネットポジション |
1週間変化 | 1ヶ月変化 |
JPY | -73,069 | -19,153 | -14,383 |
EUR | -108,075 | -19,252 | -47,299 |
GBP | 24,910 | -2,587 | -31,502 |
AUD | 39,606 | 813 | 727 |
NZD | 15,289 | 157 | 6,304 |
CHF | -11,764 | -4,384 | -4,504 |
CAD | 22,691 | 2,110 | 19,996 |
一週間の主な動き:
- 市場全体でドル高の流れが加速した中、円ショートは久しぶりに大きく積み増されています。(公表ポジションは火曜日時点の集計) USD/JPYも一旦103円台を付けましたが、金曜日のやや弱めの雇用統計を受けて、今後の動向が注目されます。
- ユーロも引き続きショート大幅積み増し。こちらもEUR/USDは1.33台へ入りました。雇用統計を受けて1.34台へと戻しましたが、欧州経済も弱く追加緩和も検討されており、ユーロ安トレンドは継続するのでしょうか。
- 英ポンドは、ニューロングも少し入っていますがそれ以上にショートが入り、ネットでは、引き続ネットロングポジション減少の動き。
- スイスフランはショートが積み上げ方向。
シミュライズのFX分析ツールも是非あわせてご活用ください。

活用方法については、以下記事等をご参考にしてくだくさい。
【運用】FX取引のアイデア実験室 トレンドと取引タイミング シミュライズFX