【支出】外食産業業績はやや低迷の中、ファミリーレストランが健闘 「ファミレス飲み」に行こう!
日本フードサービスが発表した市場動向調査はやや暗いニュース。
6月は、関東甲信地方を中心に記録的な大雨となり、また土曜日が昨年より1日少なかったことなどから、客数は95.3%に減少し、消費税増税後も堅調に推移してきた外食の売上は98.2%と4カ月ぶりに前年を下回った。
ファミリーレストラン業態は好調で、パブ・居酒屋が低調
【業態別売上高の推移】
【外食産業の売上高と店舗数推移】
■ファミリーレストラン(好調)
● 首都圏を中心に大雨の影響が見られ、客数は99.2%と前年を下回ったが、引き続き客単価が堅調で、売上は101.5%と前年を上回った。
● 業種別にみると、中華以外の和風、洋風、焼き肉の売上は前年を上回って推移した。
ファミリーレストランでアルコールを飲む「ファミレス飲み」が流行。低価格、手軽さで人気が上昇。
ビールの金額を見ても居酒屋プライスの下を行っている。
例えばデニーズではキリンの一番搾りジョッキ458円(税込)
例えばサイゼリアではキリンの一番搾りジョッキ399円(税込)
例えばバーミアンではサッポロ450円(税抜き)でも2敗目から399円(税抜)
■パブ・居酒屋業態(不調)
● 居酒屋は、悪天候が客足に響き、店舗数減とあいまって客数92.2%、売上91.2%と前年を大きく下回った。
● パブ・ビヤホールも天候の影響を受け、客数、客単価ともに4カ月ぶりに前年を割り、売上は97.8%となった