【運用】FX取引 実験室 ドル円はどちらに動く?レンジの抜け方
FX取引に興味のあるかた、外貨預金等をお考えの方に情報を提供するシミュライズFX実験室。
今日はドル円について考える。
1998年からの16年にわたるドル円レートを見てみると長い円高のトレンドが2012年から円安に転換したように見える。
日本においてはデフレの時代で、物価は低下、金利は非常に低く抑えられてきた。
ここから先はどう動いていくのか、今までと少し状況が違う。
① 両国の金利が動き始めた。
② 日本において特に物価が大きく動き始めた。
③ 輸出入の関係が変化してきた。
④ 金融緩和から引き締めへの変換
2014年からの推移を見ると、円安の流れは弱まり、102円を中心とした狭いレンジで小動きになってきている。
弊社のFX分析システムであるシミュライズFXを見てみると、

この2年間のドル円相場での
どちらかの一方向に進むことを予想するトレンド戦略(1-5位)は儲かっているが、トレンドの変換点を捉える移動平均反転戦略(6から10位)は儲かっていない。
ここから言えるのは、レンジを抜けて、トレンドが形成されるようであれば、その方向にしばらく進んでいく傾向があるといえる。
現状はいわゆる”レンジ相場”で、これからトレンド相場へと推移すると思われる。(基本レンジ→トレンド→スパイク→トレンド→レンジといった動きを繰り返す。)
順位 | ストラテジ | パフォーマンス | 損益 | 収益 | 損失 | 最大収益 | 最大損失 |
1 | 過去1ヶ月間の値動きから上昇トレンドだと判断したら買う | 15.50% | 155,000 | 155,000 | 0 | 155,000 | 0 |
2 | 5営業日連続で上昇したら買う | 10.40% | 103,990 | 103,990 | 0 | 103,990 | 0 |
3 | 5営業日連続で陽線だったら買う | 10.40% | 103,990 | 103,990 | 0 | 103,990 | 0 |
4 | 前日の下げ幅内で、反転上昇したら買う | 9.79% | 97,850 | 180,750 | -82,900 | 61,030 | -26,190 |
5 | 3営業日連続で上昇したら買う | 7.37% | 73,670 | 216,630 | -142,960 | 59,470 | -28,880 |
6 | 過去75日間の移動平均が反転上昇したら買う | 3.33% | 33,340 | 85,630 | -52,290 | 30,760 | -16,160 |
7 | 窓開けしたら埋める | 0% | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
8 | 過去25日間の移動平均が反転上昇したら買う | -3.76% | -37,570 | 0 | -37,570 | -10,340 | -15,270 |
9 | 過去15日間の移動平均が反転上昇したら買う | -3.95% | -39,540 | 23,900 | -63,440 | 23,900 | -63,440 |
10 | 過去15日間の移動平均が反転上昇したら買う | -6.79% | -67,890 | 21,770 | -89,660 | 21,770 | -20,820 |
シミュライズではレンジ101円50銭から102円50銭のレンジをどちらに抜けるか、
またレンジを抜けるときの速度
レンジを抜けて一定期間の傾向
を見れば当面の動きが判断できるのではないだろうか?
シミュライズFXではレンジをどう抜けるか、トレンドが発生しうるかを観察していきたい。