【運用】NISAは誰のためのものか?高齢者のサポートを狙うものか?働く若者を救うものか?企業を救うものか?
金融庁発表の「NISA口座の利用状況等について」まとめてみた。
NISAの口座数については650万3,951口座と平成26年1 月1日の制度開始時期の4,92万4663口座から、32%も増加した。
これについては制度の広まりを示しており、素晴らしいことであるが、
口座数は60代以上で3,890,547口座で全体の59.8%を占める。多くの口座が高齢層のものである。また投資金額をみると、
投資金額は60代以上で6,500億6,491万円で全体の64.78%を占めている。NISAの制度自体は20-30年代の若者に投資を促し、将来の教育費や生活費の準備をするための性格が強かったのではないか?
結局もともと資産を相応に持っている高齢者の投資の機会を増やしただけであると、制度自体の意味が薄れてしまう。
上場株式が36.33%、投資信託がずば抜けており61.91%(手数料が高い)となっている。
顧客のニーズの多い商品は値上がり益が期待できる株式等と高配当株式等に回答が二分化している。
また、毎月分配型投資信託にも強いニーズが認められる。ほぼ証券会社等の金融機関の推奨するものと顧客のニーズの高いものが重なっていることから、セールスに押されて購入しているケース、自分で探せていないことも多いのではと思われる。
NISAを本格的に活用すべき30代、40代の方々、より良い人生計画のために真剣にNISAを考えませんか?
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