【支出】上昇の止まらないガソリン価格は海外原油価格*ドル円為替*税金で決定されている。
国内ガソリン価格の上昇が止まらない。
国民生活を苦しめるばかりでなく、運送コストの上昇、製品価格への転嫁によるさらなる物価上昇と、経済全体に影響を与えかねない。
3月末の消費税で一段と上昇しているが、海外の原油価格(ガソリンの原料)の推移はどうなのであろうか?
海外の原油価格と、国内の原油価格との間の関係式は1バレルあたり159リットルなので、1キロリットル当たりの価格は
WTIの原油価格÷159リットル×1000で算出され、これにドル円の為替レート102円をかけて算出される。
従って為替レートが当然影響する。WTI(ドル)ではこの1年極端に上昇してきたわけではなく、上下動を繰り返し、2014年1月からやや上昇傾向にある。
ここ1年のドル円の為替レートを見ると、1年前から2014年までは円安傾向で94円から105円近辺までドル安が進んだ。その後は102円近辺でうごかない。
したがってこの1年間の価格の動きを考えると、
① 前半は円安の為替の動きがガソリン価格を押し上げた。
② 後半は原油価格が上昇を始め、ガソリン価格を押し上げている。
為替要因・原油要因・(税金要因)をそれぞれ今後も追跡していきたい。
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[…] 価格と為替レートが決定要因となることについては、以前の記事 (【支出】上昇の止まらないガソリン価格は海外原油価格*ドル円為替*税金で決定されている。)をご参照ください。 […]
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