【借入】住宅ローンの保証料や手数料結構高いんですね。保証料とか0.2%ってどれくらい?
住宅ローンの金利の説明をよく見てみると、保証料というものがありそのチャージ方法が固定金額であったり、金利上乗せであったりします。
大体0.2%が相場ですが、これはどの程度の金額になるかは計算の上手な人でもすぐには分かりません。
そこで、今日はシミュライズの住宅ローンツールを使って簡単に計算をしてみました。
0.2%保証料の上乗せによる総支払額
シミュレーション画面を開いてみてください。シミュライズ住宅ローンへGO!
返済シミュレーションボタンを押すと別のブラウザーのタブに結果が出てきます。
(上図はケース②のシミュレーション結果)
35年取引で元利均等取引で0.2%の金利を計算すると、
① 3000万円 1,064,543円
② 4000万円 1,419,452円
③ 5000万円 1,774,372円
となっています。
これが20年なら、
④ 3000万円 606,372円
⑤ 4000万円 808,540円
⑥ 5000万円 1,010,708円
となっています。これを固定金額と比較したり、手数料を含めた総支払金額を比較したりしないと本当に有利な金利とはいえないのです。
そこで住宅ローンの金利比較を見てみましょう。
金利比較
ちなみに今月の変動金利の住宅ローンレートは下記のテーブルのようになっています。
ここで変動金利のレートを見るだけでなく、変動金利と保証料の合計である、最終レートが保証料込で一番有利なレートがどれであるかを示しています。
RANK | 銀行名 | 変動金利 | 保証料 | 最終レート | 手数料(保証+事務) | 手数料率 | 5年固定 | 10年固定 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 住友SBIネット銀行 | 0.65 | 0 | 0.65 | 0 | 0.0216 | 0.5 | 1.41 |
2 | 楽天銀行 | 0.705 | 0 | 0.705 | 324,000 | 1.165 | 1.636 | |
3 | じぶん銀行 | 0.775 | 0 | 0.775 | 0 | 0.0216 | 1.55 | 1.9 |
4 | 三井住友信託銀行 | 0.795 | 0 | 0.795 | 0 | 0.0216 | 1.05 | 1.41 |
5 | ソニー銀行 | 0.899 | 0 | 0.899 | 43,200 | 0.955 | 1.382 | |
6 | 三菱UFJ信託銀行 | 0.725 | 0.2 | 0.925 | 32,400 | 1.1 | 1.58 | |
7 | イオン銀行 | 0.77 | 0 | 0.97 | 108,000 | 1 | 1.25 | |
8 | りそな銀行 | 0.775 | 0.2 | 0.975 | 32,400 | 1.15 | 1.4 | |
9 | 三井住友銀行 | 0.775 | 0.2 | 0.975 | 32,400 | 1.1 | 1.4 | |
10 | みずほ銀行 | 0.775 | 0.2 | 0.975 | 32,400 | 1.15 | 1.35 | |
11 | 東京三菱銀行 | 0.775 | 0.2 | 0.975 | 32,400 | 1.05 | 1.4 | |
12 | 新生銀行 | 0.98 | 0 | 0.98 | 100,000 | 1.1 | 1.65 |
しかし、さらに手数料、融資取り扱い手数料があります。
これも料率で2.16%(融資金額の2%に相当する金額に消費税額(地方消費税額を含みます。以下同じ。)を加算した金額)と決められているものと、定額のものがある。
この金額も含めて、金額を比較する必要がある。
住友SBIと楽天がTOP2であるが、この2つの最終レートの差は0.055%なので、これは以下のケースで計算してみると、
① 3000万円、35年、元利均等だと290,148円
② 3000万円、20年、元利均等だと165,869円
③ 5000万円、35年、元利均等だと483,737円
④ 5000万円、20年、元利均等だと276,533円
そこで楽天の事務手数料が、固定の324,000円であるから、ケース③の場合だけ、楽天が下回る。
なので、金額が大きく、期間が長い場合のみ、楽天がコストが低いが、3000万円ならばどの機関でもSBIネットバンクがお得である。