【収入】賃金指数は前年比0.9%増加、先月の0.7%から2か月連続増加、しかし。。
厚生労働省が公表する毎月勤労統計調査で速報ベースで
今月も前年比0.9%増、
30以上の規模の会社では1.4%と、大企業はさらに大きく増加した。
しかしながら消費者物価を考慮した実質賃金指数は大きくダウンし、
前年比―3.1%、30人以上でも―2.6%の減少となった。
4月からの消費税増税、エネルギーその他の物価の上昇が賃金の上昇スピードを大きく上回っていることを意味する。
下図はきまって支給する給与部分(4月は前年比―3.8%を記録)の変化を25年3月からの1年ほどの推移をみたものである。
賃金指数が大きく年初から上げてきているのに対し、実質賃金は4月に大きく減少してきている。
実質賃金が持ち直し、経済の回復、豊かさを国民の多くが実感できるか、これからがアベノミクスの正念場である。