【支出】住宅ローンの比較の間違いに気をつけて 保証料+手数料+その他のメリット
真剣に住宅ローンを考えている方はよく注意して見てください。 住宅ローンについては比較サイトがあり、表面金利でランキングされているもの、保証料を含めてランキングをしているものが多い。
しかし、手数料については 保証手数料と事務手数料に分かれており、かつ 事務手数料を借入金額*手数料率と記載されているものもあるため、非常に比較しづらい。
繰上返済についてはインターネット使用や他のサービス利用で無料になることが増えているが、この手数料は無料にはならないので、気をつけたい。
6月2日時点での銀行の住宅ローン金利ランキング
RANK | 銀行名 | 変動金利 | 保証料 | 最終レート | 手数料 | 手数料率 | 5年固定 | 10年固定 |
1 | 住友SBIネット銀行 | 0.6500 | 0.000 | 0.650 | 0 | 2.16% | 0.500 | 1.410 |
2 | 楽天銀行 | 0.7050 | 0.000 | 0.705 | 324,000 | 1.165 | 1.636 | |
3 | じぶん銀行 | 0.7750 | 0.000 | 0.775 | 0 | 2.16% | 1.550 | 1.900 |
4 | 三井住友信託銀行 | 0.7950 | 0.000 | 0.795 | 0 | 2.16% | 1.050 | 1.410 |
5 | ソニー銀行 | 0.8990 | 0.000 | 0.899 | 43,200 | 0.955 | 1.382 | |
6 | 三菱UFJ信託銀行 | 0.7250 | 0.200 | 0.925 | 32,400 | 1.100 | 1.580 | |
7 | イオン銀行 | 0.7700 | 0.000 | 0.970 | 108,000 | 1.000 | 1.250 | |
8 | りそな銀行 | 0.7750 | 0.200 | 0.975 | 32,400 | 1.150 | 1.400 | |
9 | 三井住友銀行 | 0.7750 | 0.200 | 0.975 | 32,400 | 1.100 | 1.400 | |
10 | みずほ銀行 | 0.7750 | 0.200 | 0.975 | 32,400 | 1.150 | 1.350 | |
11 | 東京三菱銀行 | 0.7750 | 0.200 | 0.975 | 32,400 | 1.050 | 1.400 | |
12 | 新生銀行 | 0.9800 | 0.000 | 0.980 | 100,000 | 1.100 | 1.650 |
上記の表は3列目の最終レートをベースに上位の銀行をランキングしたものである。手数料を考慮しないと、上記の順に金利は低く設定されている。
テーブルにおいて、3列目の最終レートは表示の最優遇金利に保証料を反映させたものである。しかし最終手数料を加えて考えないといけない。
手数料については実額のものと、借入額*2.16%というような借入額に比例した金額になっているものがある。
ちなみに具体的に手数料の金額は
5,000万円だと1,080,000円
3,000万円だと648,000円
となる。
従って、借入金額(多くは1億円まで借り入れ可能)によっては、手数料は高くなり、最高で216万円までになることもあり得る。
詳細のシミュレーションをするなら、シミュライズ住宅ローン計算機でしっかり分析しよう。
手数料率で計算している場合の考え方
1.3000万円の住宅ローン35年で計算すると0.2%の差異は返済金額でどれくらいになるのか?
差異はおよそ1,186,499円になる。
2.3000万円の住宅ローン20年で計算すると0.2%の差異は返済金額でどれくらいになるのか?
差異はおよそ646,400円になる。
上記の手数料の料率2.16%で計算すると、
3000万円*2.16%=648,000円
従って、3000万円の20年の借入だと、ほぼ0.2%分の金利上乗せと同じくらいの金額になることから、3000万円で20年以上の長さの借入期間、あるいは3000万円以上の借入金額で20年の借入だと、
0.2%を基準金利に上乗せする方が、手数料は大きくなる。